[iOS 7] まったく新しい機能「通知センター」
はじめに
iOS 7では通知センターも新しくなりました。AppleのiOS 7のサイトにも以下のように書かれています。
新着メールや、電話の不在着信、やるべきTo Doリストなどを確認できる通知センターに、
今日の予定の概要がわかる「今日」という便利な新機能が加わりました。
iPhoneをさっと見るだけで、今日が誰かの誕生日かどうかや、傘が必要かどうかなどがわかり、
明日の予定も確認できます。通知センターへのアクセスは、ロック画面を含むどの画面からでも、
下に向かってスワイプするだけ。瞬く間にすべてを把握できます。
通知センターとは
通知センターはプッシュ・ローカル通知を取り扱う機能で、iOS 5からリリースされた機能です。iOS 4までは、アラートで通知を行い、ユーザーに操作を中断させていましたが、iOS 5から以下の、画面のようにスクリーン最上部にバナーとして表示されるようになりました。これによりユーザーはデバイスの使用を継続できるようになり、通知センターの通知は一定時間が経過すると表示されなくなります。
iOS 7の通知センター
iOS7から通知センターは、以下のカテゴリでタブ分けされるようになっています。
- 今日
- 全て
- 未確認
今日のタブ
今日のタブには、以下の情報が表示されます。
- 今日の概要
- カレンダー日表示 ※1
- リマインダー ※1
- 株価
- 明日の概要 ※1
※1は、予定がなければ表示されません。
画面は以下のようになっています。
全てタブ
全てタブには、未確認を含む全ての通知が表示されます。以下のように表示されます。
未確認タブ
未確認タブには、ロック時に受け取ったメッセージが表示されます。
また、iOS6からもロック画面に通知されている情報をスライドさせるとアプリが起動することができたのですが、スライドで表示という文言が追加されており、操作が分かり易くなっています。
設定
設定画面から、今日タブの情報の表示のON/OFFが選択できます。必要な情報の制御を行うことができますl
iOS 6との比較
iOS 6の通知センターからは、タブになった部分と、今日のタブで表示される情報が多くなったという点が大きいですが、もう一つiOS 6ではTwitterとFacebookの投稿を通知センターから行うことができたのですが、iOS 7からはなくなりました。私自身、このブログを書くために通知センターを調査するまでは、通知センターから投稿できるということすら知りませんでしたし、もちろん使ったこともありませんでした。iOS 7からTwitter、Facebook以外にもFlickr、Vimeoが利用できるようになり、サービスも増えましたし、使われなかったのでなくなったのかもしれませんね。
まとめ
iOS 6の時は、Twitter、Facebookへの投稿といったショートカット的な機能もあった通知センターでしたが、iOS 7からたくさんの情報を表示(通知)するために特化されました。また情報の制御も設定画面から行えるため、必要な情報のみ取得することが可能です。開発者としては、アプリから通知センターに情報が表示されることを期待しますが、残念ながらiOS 7のAPIにも通知センターを操作するAPIはありません。